私がいつもゲームをしている部屋にはPCやサーバーが置いてある。かなりの騒音の中でゲームをやっているのだが、その騒音を無音近くまでノイズを消してくれるというノイズキャンセラー付きヘッドホンがある。主なゲームはFPS、グーグル検索しても使ってみたというそれらしい記事が見当たらないので今回は、BOSEヘッドフォンをPS3/PS4で実用に耐えれるか、使えるか試してみた。

今回紹介するのはBOSE社製の「Bose QuietComfort3(ボーズ クワイアットコンフォート 3) 」、「Bose QuietComfort 15(ボーズ クワイアットコンフォート 15) 」の2種類。いずれも強力なノイズキャンセラー搭載機種で周囲の騒音をかき消してくれるヘッドフォン。PCやPS4のファン音はもちろん、扇風機や弱めのドライヤー音すらかき消してくれる。人の声だけは聞こえる仕様なのでスカイプの同時使用や突然の部屋訪問も問題ない。




有線接続のためもちろん音遅延の心配もない。周囲の音が気になる環境で使うならば、これ以上のヘッドフォンはない性能を持っている。
 
Bose QuietComfort(ボーズ クワイアットコンフォート)の15 と 3 の違いは?
商品型番 ノイズキャンセラー バッテリー方式 稼働時間 タイプ 重量 用途
QuietComfort3
定価 35,000円
○OK再充電可能バッテリー25時間/2時間でフルオンイヤー
(耳フィットタイプ)
150g外でも使いたい人向け
QuietComfort15
定価 30,000円 
○OK単4乾電池(1本)35時間アラウンドイヤー(耳覆いタイプ)電池含め190g家で使う人向け
QuietComfort3 の方は携帯性が優れており、外で使うことを考慮して軽量化と外出先でも充電できるよう再充電可能バッテリー搭載となっている。専用再充電アダプタも付属する。その分価格もQuietComfort15と比べ少々、高い。性能表の比較だけだと、ゲームもしたいし、外出先でも使いたい人向けのヘッドホンに見える。

実際に使ってみた
bose_den重量も200g以下で両者ともやわらかい。クッションカバー部分で頭にフィットするため、長時間使っていても疲れない。イヤークッションもマシュマロ並みに柔らかい。

bose_Headそれぞれ専用のキャリングケースが付属します。

おまけで付属するマイク機能は使える?

3、15の両商品もapple(アップル)社製向けのマイク付きケーブルが付属する。一応、サポート外ではあるが他の機器への接続時もマイク機能が使える。
bose_1pinマイク付きのケーブルは、入出力端子1つだけのマイクと音声端子兼用ピンとなっている。そのためVC(ボイスチャット)以外では、スカイプなどPCへの接続が必要な使い方にはマイクとヘッドフォン端子を分離する必要がある。

分離できそうなbose_dualplugデュアルプラグ(分離アダプタ)が同梱(付属)するが、これを使用するのは諦めたほうがよい。

この分離アダプタは航空機内専用プラグ仕様のため、2ピンが並んでおり、接続幅が合わず他と干渉し接続できない等いくつかの問題がある。解決するには余計な出費もノイズも発生しデメリットしかない。

このアダプタは使わずに別途マイク分岐ケーブル(500円以下)を使用することをおすすめします。

動作確認できている兼用変換ケーブルはこちらです。ヘッドフォン端子とマイク端子へ分離します。
SSA製 3.5mm4極(メス) - 3.5mm(オス)音声&3.5mm(オス)マイク分岐ケーブル

動作確認したところ、フリーハンドで通話でき一方的なミュートが手元で可能。「音量調整」「通話切替」「再生コントロール」「音声アプリケーション起動」が可能と説明書にはあるが、apple(アップル)社製以外の接続時には、ミュートぐらいしか反応しなかった。ミュートONにはできるのだが解除はできない、いったん、コントローラーから端子を抜いて再接続すればミュート解除され問題ない。サポート外なのでこれは仕方がない。

PS4でマイク性能確認。マイク感度は良好で、相手へきちんと声が伝わる。余計なノイズも拾わず、意外と使える。感度や音量はPS4の設定からもテストや調整できた。

bose_1pinマイクを使わない場合はマイクなしケーブル(本体に付属)を使うとよい。

音質はどっちがよい?

QuietComfort3の音質は、他社のヘッドホンよりはかなり使えるレベルであるのは間違いないのだが、QuietComfort15と比較すると多少、音が篭った感じがある。(音源の直接続でも音チェック済)

QuietComfort両シリーズはBOSEの重低音がちゃんとゲーム中でも生かされている。
音質で選ぶなら、QuietComfort15がおすすめ。

音漏れの心配は?

QuietComfort3は耳にフィットさせるだけ、予想以上に音漏れする。

QuietComfort15の場合、耳を覆うタイプのため大音量にしない限り音漏れの心配はない。

ノイズキャンセラー特有の圧迫感は?
bose_lowpin
初期設定がうるさい環境(飛行機内で使うなど)ことを前提にしているためか、ノイズ感度がHIGHに設定されているので環境に合わせて調整したほうがよい。HIGHでも圧迫感はなく快適。

設定方法は、ヘッドホンに繋ぐ端子は取り外しができるのだが、その中に感度調整スイッチのHIGHとLOWの切替スイッチがある。圧迫感や重低音が強いと感じたときは調整できる。

LOWでは音量自体が小さいと感じるかもしれない。
そのときは、PS4の設定から「周辺機器」を選び「オーディオ機器」の「音量コントロール(ヘッドホン)を選択する」

FPSで重要な定位は?(定位:音だけで相手がどこに居るかわかる)

QuietComfort15では対人戦ではかなり優秀で前後左右上下、どこにいるかまではっきり確認できる。乗り物の敵の把握にも問題ない。(BF4、BF3、CODGで確認)私の環境では設定をLOWにすると更に定位が安定した。

QuietComfort3はQuietComfort15より定位がはっきりしない。
通常ゲームではまったく問題ないが、FPSという特殊なゲームには向いていないようだ。
  • 両者とも上空のヘリの位置の場合、重低音のリアルさ優先の意味では再現性は高い。映画館で見ているような音響を再現している。
  • 再生hz周波数も広いようで今まで聞こえなかった微かな環境音まで再生できている。
総評

QuietComfort15 はFPSゲームでは圧倒的勝利!映画並みに音響再現できるなど汎用的に使える。重低音が鳴るヘッドフォンであるBOSEでも十分優位に使え立ち回れた。外出時の使用に関しては、見た目はゴツくはなるが、電車の中でも使えそうだ。再充電可能バッテリーは後半で紹介する再充電池を併用すればカバーできる。

QuietComfort3 は外出先で音楽やiPhone、PSVITAなどの携帯機向け、飛行機や新幹線などの移動時に使うのが適している。電車の密集した空間では音漏れが気になって使えそうにもない。FPSにはまったく向いていなかった。ゲーム以外に使う場合でも色々改善の余地はありそうな製品。

ゲームへの接続方法は?PS4はコントローラーの端子?PS3はどこに?
  1. PS4の場合、VCだけ使いたい場合は変換ケーブルを使わず、コントローラーのヘッドフォン/マイク端子へ直接接続することでVCが可能になる。設定は必要。

    ・マイク接続した後に設定可能となる。
    「サウンドとスクリーン」「音声出力設定」-「ヘッドホンの出力」
    ・音量調整方法は設定から「周辺機器」-「オーディオ機器」-「ヘッドセットとヘッドホン」

    コントローラーのヘッドフォン/マイク端子では音質が良くない。
    次の2での接続がオススメ。音量、音質ともに良好




  2. PS4でも画面から音を出したくない人やコントローラ毎に設定がめんどくさい方は、以下のiBUFFALO USBオーディオ変換ケーブルセットでつなぐと面倒がなくてよい。他の機器(PCやPS3、PS4)にも流用可能なので1つ持っておくと便利。PS4は本体のUSBに繋いでヘッドホンを繋ぐだけで即使える。

  3. PS3の場合には、直接接続できる入力端子を持ち合わせていないので、iBUFFALO USBオーディオ変換ケーブルを併用することで、マイク入力が問題なく使える。

    ps3のマイク設定は、「周辺機器」から「USB PnP Sound Device」で感度調整。マイクを使わないときは、マイク感度を「切」にしておくと余計なノイズを拾わない。

    音声出力はHDMI出力先の
    テレビ(モニタ)のヘッドホン端子を使用する。

PS3にて直接ヘッドホンへ接続したい場合にはさらに一手間必要。
古い機種ではUSBへの同時出力ができないので以下の方法で再生できるようにする。


音声ダイレクト接続とヘッドホンアンプ経由での接続方法があるが、音声ダイレクト接続ではヘッドホンを痛めてしまう恐れがあるので推奨しない。



音声ダイレクト接続とは、PS3本体の「音の出力」を赤と白の音声ケーブルから、ヘッドホン端子へ変換して使う誰でも思いつく方法で、やっては駄目なつなぎ方
!!大音量注意!!


damesetuzoku


こちらの接続方法をオススメします。

ヘッドホンアンプ経由で接続・・・PS3本体の「音の出力」を赤と白の音声ケーブルから、ヘッドホンアンプ経由でヘッドホン端子変換して使う。

  • 5000円程度の出費とはなりますが、ヘッドホンアンプ経由で接続が一番オススメです。ケーブルで接続するだけでは音量調整できませんが、こちらでは音量調整可能です。軽量化された小型タイプアンプも色々出ています。

    一番低価格で実用的なのは



    オーディオテクニカのAT-HA2オーディオテクニカのAT-HA2です。

    ホワイトノイズが発生する場合

    ノイズ消しには、 延長コードDAP用ステレオミニプラグ Vol 付
    延長コードDAP用ステレオミニプラグ Vol 付を併用すると良いです。ボリュームを0にすることでホワイトノイズを消すフィルターの代用として機能します。(ボリューム0にしても大して小さくならないし無音にもなりません)

    上記1.の方法と同じくPS3に標準同梱されているRCAケーブル(コンポジットケーブル)の白と赤ケーブルを使って、アンプに接続します。

    そのアンプにヘッドホンを接続して使います。元々はヘッドホン端子のないAV機器向けの商品なので耳に優しいです。

PS4で使うときは、原則そのまま繋ぐだけで使えます。

使った機材は以下のとおり

おわりに

常時ノイズキャンセラーヘッドホンのため、電源OFFの状態では音がでないので注意。音声を流さずに電源ONの状態でヘッドホンをして町を歩くと、人の声だけが聞こえ他の騒音を消すといった使い方も出来る。

FPS以外のゲームや音楽にも価格以上十分満足できる音質とノイズキャンセラー性能のヘッドフォンでした。小さいのにこれほどの音が作れるのはさすがBOSE(ボーズ)。

BOSEは人工的な重低音が強めにでる性質がありますが、通常の床置き(天井吊り下げ)スピーカーより控えめになっており、ゲーム用途でも邪魔しない低音が逆に大変良い音となっています。

他社の低価格ノイズキャンセラー搭載ヘッドホンはいくつかありますが、やはりBOSEにはかないません。完全に無音となることはありませんが、うるさい環境でのプレイが劇的に変化し快適になりました。

ON/OFFについてはスイッチひとつで切り替えるタイプとなっています。
電池タイプのQuietComfort15ですが、エネループのような再充電池も問題なく使えます。

パナソニック製のエネループPROパナソニック製のエネループPROが一定出力で使い切ることができるので安心して使うことができます。充電器があれば、汎用性のあるバッテリーを複数用意でき、モバイル用に使えます。もちろん通常の使い捨て電池でもかまいません。
bose_denti
おまけで付いてくる電池はすぐ切れてしまうので、予備は用意しておくといいでしょう。



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