PS3/PS4ともに対応しています。今回はこの機種の詳細な接続方法と設定方法を紹介します。
MDR-HW700DS
ワイヤレスでのネックとなるバッテリーの問題ですが、充電式で、約3時間のフル充電で約12時間の連続対応。もし切れても、充電しながらでも使用できます。ワイヤレス、マイクなしです。
省エネモードが搭載され、映像入力がない場合は、自動的に待機モードに移行し電源が切れます(画面が消える)。子機ヘッドホンを最大4つ追加することもできます。音域の対応範囲は、高音域も重低音も良好で映画鑑賞にも使えます。ゲームモードやシネマモード、ボイスモードを搭載し即座に環境を切り替えてくれます。
ワイヤレスで一番心配な無線は2.4GHz帯/5GHz帯の「デュアルバンド無線方式」を採用しているためか他と干渉しにくくなっている。
本体の側面に用意されたスイッチひとつで「音質・無線・HDMI」調整が行える。基本的には一度設定してしまえば再び触ることはない部分。
- 入力音声の設定ATT(LINE IN)はノイズが入る場合や音が小さいなど、音に問題がある場合に調整するスイッチです。
- 無線設定のWIRELESS BANDは、使用する2.4GHz帯/5GHz帯をAUTOにするか、固定にするかを調整します。初期値はAUTO(自動設定)
- 映像の設定CONTROL for HDMI のスイッチでは、MODE1は通常モード(初期値)、MODE2はAVアンプ経由で使いたい場合に設定します。
AVセレクター機能も付いているので複数の機器を繋げ、使い分けることも可能。
最新の4Kテレビ映像やブラビアリンクにも対応。
番号は製品説明書に合わせてあります。
INPUTボタンを押すことで、HDMI1、HDMI2、HDMI3、TV、ANALOGに切替ができます。また、子機へッドフォンを追加したい場合には2秒間押し続けることで可能となります。
EFFECTボタンを押すことで、シネマ、ゲーム、ボイスモードの切替が出来ます。
シネマ(CINEMA)モード:理想的な映画館の音場を再現。
ゲーム(GAME)モード:5.1ch/7.1chなどのマルチチャンネル対応ゲームをサポートし遅延を軽減します。
ボイス(VOICE)モード:TVなどで会話(セリフ)を聞きやすいようにします。
MATRIXボタンを押すことで、
NEO Xモード:シネマまたはゲームモード時に2ch・5.1ch・7.1ch音声を最大9.1chの迫力あるサウンドにする。
Dolby PLIIzモード:5.1ch
COMPRESSIONボタンを押すことで、音量を調整します。音量が小さいときは大きく、大きいときは小さく。COMPRESSIONボタンを2秒間押すことで、接続した液晶へメニュー画面を表示することも可能です。
実際の接続方法です
- 背面のHDMI 端子のIN 1 にPS3またはPS4をHDMIケーブルで接続します。
- 背面のHDMI 端子のOUT(ARC)に液晶(TV)のHDMI 1へ接続します。
ARCに対応している場合は、ARC対応ケーブルを使いHDMI 1(ARC)へ接続します。
HDMI (ARC)で接続する場合は、映像と音声が同期します。 - 液晶(TV)に光出力がある場合には、付属の
光ケーブルでHW700DS本体側のTVINへ繋ぎます。
(ARC対応HDMI端子がない場合用です。通常は不要です。) - HW700DS本体にACコンセントを差込み電源を入れてください。
接続が終わったら、
PS3側の設定(PS3と接続した上でHW700DS本体の電源を入れる)を行います。
- PS3の設定の
「ビデオ設定」の「BD/DVD音声出力フォーマット(HDMI)」を
「ビットストリーム」に設定 - 次に、PS3の設定の
「サウンド設定」の「音声出力設定」を「HDMI」指定し、自動に合わせます。
この時、対応するフォーマットが明らかに数が少ない場合は、接続している「MDR-HW700DS」がスタンバイモードになっているおそれがあり、自動設定の取得に失敗しています。
一度、接続している「MDR-HW700DS」の電源を入れなおしてから、2を再度行い、自動設定してください。
PS4側の設定(PS4と接続した上でHW700DS本体の電源を入れる)を行います。
- PS4の設定の
「設定」の「サウンドとスクリーン」の「音声出力設定」を「音声フォーマット(優先)」 - 「Linear PCM」を選択してください。
これで準備は完了です。
お好みでメニュー設定から音量調整を行ってください。
メニュー画面を表示するには
- 液晶画面側の入力切換を、HW700DSが接続されている入力に切り換える。
- メニュー画面が表示されるまでCOMPRESSIONボタンを押し続けます。
- MATRIXボタンが上キー、EFFECTボタンが下キーとなり、操作できます。
- COMPRESSIONボタンで決定と選択になります。
メニュー画面の説明
A/V Svncは音ズレを調整しますが、ゲームをする場合にはこの項目で調整しないでください。
遅延の原因となるので他の方法で解決します。
メニューを上から順番に説明
- Exit : メニュー画面を消します。
- CenterLevel : センタースピーカーの音量調整です。ここを大きくするとセリフが聞こえやすくなります。
- LFELevel : サブウーファーの音量調整です。ここを大きくすると重低音が増します。
- A/V Svnc : 映像と音声がズレている場合に調整します。片方を遅らせることで同期をさせます。
- DUAL Mono : 二カ国音声の切替を行います。主音声/副音声の出力設定。
- TV+HP Audio Out : TV(液晶)側のスピーカーとヘッドホンの同時音声出力を行うかの設定です。
- Control for HDMI : HDMIコントロール機能の有無を設定します。TV(液晶)が電源が切れた場合に連動して電源を切るかなど。
- Front Display Mode : メニュー画面を最前画面表示にするかの設定です。
- Reset : 設定を工場出荷時の設定(初期値)に戻します。
設定例
映画を見るときはエフェクトを「シネマ(CINEMA)」、ゲーム時は「ゲーム(GAME)」モード。
CenterLevel を+3、LFELevel+4にして
マトリックスを「NEO:X」指定、COMPRESSIONを有効にするとよいです。
ゲーム接続には別途ハイスピード対応HDMIケーブルが必要ですので忘れずに用意してください。
音ズレが発生する場合には、光ケーブルを使わずに、ARC対応HDMIケーブルを使うようにしてください。
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