最新9.1ch対応デジタルサラウンドのワイヤレスヘッドホンシステム。ゲームにはマイクはいらない、リアルな音響、映画やゲームなどオールマイティーな環境に対応したものを使いたい人向けにおすすめです。

PS3/PS4ともに対応しています。今回はこの機種の詳細な接続方法と設定方法を紹介します。




ゲーム接続には別途ハイスピード対応HDMIケーブルが必要です。

ps4ire20MDR-HW700DS

ワイヤレスでのネックとなるバッテリーの問題ですが、充電式で、約3時間のフル充電で約12時間の連続対応。もし切れても、充電しながらでも使用できます。ワイヤレス、マイクなしです。


省エネモードが搭載され、映像入力がない場合は、自動的に待機モードに移行し電源が切れます(画面が消える)。子機ヘッドホンを最大4つ追加することもできます。音域の対応範囲は、高音域も重低音も良好で映画鑑賞にも使えます。ゲームモードやシネマモード、ボイスモードを搭載し即座に環境を切り替えてくれます。


ワイヤレスで一番心配な無線は2.4GHz帯/5GHz帯の「デュアルバンド無線方式」を採用しているためか他と干渉しにくくなっている。


ps4ire20p1

本体の側面に用意されたスイッチひとつで「音質・無線・HDMI」調整が行える。基本的には一度設定してしまえば再び触ることはない部分。

  • 入力音声の設定ATT(LINE IN)はノイズが入る場合や音が小さいなど、音に問題がある場合に調整するスイッチです。
  • 無線設定のWIRELESS BANDは、使用する2.4GHz帯/5GHz帯をAUTOにするか、固定にするかを調整します。初期値はAUTO(自動設定)
  • 映像の設定CONTROL for HDMI のスイッチでは、MODE1は通常モード(初期値)、MODE2はAVアンプ経由で使いたい場合に設定します。

AVセレクター機能も付いているので複数の機器を繋げ、使い分けることも可能。

最新の4Kテレビ映像やブラビアリンクにも対応。


ps4ire20p2番号は製品説明書に合わせてあります。

NO7INPUTボタンを押すことで、HDMI1、HDMI2、HDMI3、TV、ANALOGに切替ができます。また、子機へッドフォンを追加したい場合には2秒間押し続けることで可能となります。

NO8EFFECTボタンを押すことで、シネマ、ゲーム、ボイスモードの切替が出来ます。
シネマ(CINEMA)モード:理想的な映画館の音場を再現。

ゲーム(GAME)モード:5.1ch/7.1chなどのマルチチャンネル対応ゲームをサポートし遅延を軽減します。
ボイス(VOICE)モード:TVなどで会話(セリフ)を聞きやすいようにします。

NO9MATRIXボタンを押すことで、

NEO Xモード:シネマまたはゲームモード時に2ch・5.1ch・7.1ch音声を最大9.1chの迫力あるサウンドにする。
Dolby PLIIzモード:5.1ch

NO10COMPRESSIONボタンを押すことで、音量を調整します。音量が小さいときは大きく、大きいときは小さく。COMPRESSIONボタンを2秒間押すことで、接続した液晶へメニュー画面を表示することも可能です。


実際の接続方法です

  1. 背面のHDMI 端子のIN 1 IN_HDMIPS3またはPS4をHDMIケーブルで接続します。
  2. 背面のHDMI 端子のOUT(ARC)IN_HDMIARCに液晶(TV)のHDMI 1へ接続します。
    ARCに対応している場合は、ARC対応ケーブルを使いHDMI 1(ARC)へ接続します。
    HDMI (ARC)で接続する場合は、映像と音声が同期します。

  3. 液晶(TV)にps3mode4_1OPUTI光出力がある場合には、付属のps4ire25FF1hikari
    光ケーブルでHW700DS本体側のTVps3mode4_1OPUTIINへ繋ぎます。
    (ARC対応HDMI端子がない場合用です。通常は不要です。)

  4. HW700DS本体にACコンセントを差込み電源を入れてください。

接続が終わったら、

PS3側の設定(PS3と接続した上でHW700DS本体の電源を入れる)を行います。

  1. PS3の設定の
    「ビデオ設定」の「BD/DVD音声出力フォーマット(HDMI)」を
    「ビットストリーム」に設定
    PS3_75002
  2. 次に、PS3の設定の
    「サウンド設定」の「音声出力設定」を「HDMI」指定し、自動に合わせます。
    この時、対応するフォーマットが明らかに数が少ない場合は、接続している「MDR-HW700DS」がスタンバイモードになっているおそれがあり、自動設定の取得に失敗しています。

    一度、接続している「MDR-HW700DS」の電源を入れなおしてから、2を再度行い、自動設定してください。

PS4側の設定(PS4と接続した上でHW700DS本体の電源を入れる)を行います。

  1. PS4の設定の
    「設定」の「サウンドとスクリーン」の「音声出力設定」を「音声フォーマット(優先)」
  2. 「Linear PCM」を選択してください。

これで準備は完了です。
お好みでメニュー設定から音量調整を行ってください。

メニュー画面を表示するには

  1. 液晶画面側の入力切換を、HW700DSが接続されている入力に切り換える。
  2. メニュー画面が表示されるまでNO10COMPRESSIONボタンを押し続けます。
  3. NO9MATRIXボタンがYAJI_UP上キー、NO8EFFECTボタンがYAJI_down下キーとなり、操作できます。
  4. NO10COMPRESSIONボタンで決定と選択になります。

メニュー画面の説明


ps4ire20p3
A/V Svncは音ズレを調整しますが、ゲームをする場合にはこの項目で調整しないでください。 遅延の原因となるので他の方法で解決します。


メニューを上から順番に説明
  • Exit : メニュー画面を消します。
  • CenterLevel : センタースピーカーの音量調整です。ここを大きくするとセリフが聞こえやすくなります。
  • LFELevel : サブウーファーの音量調整です。ここを大きくすると重低音が増します。
  • A/V Svnc : 映像と音声がズレている場合に調整します。片方を遅らせることで同期をさせます。
  • DUAL Mono : 二カ国音声の切替を行います。主音声/副音声の出力設定。
  • TV+HP Audio Out : TV(液晶)側のスピーカーとヘッドホンの同時音声出力を行うかの設定です。
  • Control for HDMI : HDMIコントロール機能の有無を設定します。TV(液晶)が電源が切れた場合に連動して電源を切るかなど。
  • Front Display Mode : メニュー画面を最前画面表示にするかの設定です。
  • Reset : 設定を工場出荷時の設定(初期値)に戻します。

設定例

映画を見るときはエフェクトを「シネマ(CINEMA)」、ゲーム時は「ゲーム(GAME)」モード。

CenterLevel を+3、LFELevel+4にして
マトリックスを「NEO:X」指定、COMPRESSIONを有効にするとよいです。


ゲーム接続には別途ハイスピード対応HDMIケーブルが必要ですので忘れずに用意してください。

音ズレが発生する場合には、光ケーブルを使わずに、ARC対応HDMIケーブルを使うようにしてください。


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