
高スペック向けPCパーツやゲーミングヘッドセットで有名なキングストン(Kingston)社のフラッグシップモデル(上位モデル)「HyperX Cloud Revolver」に新モデル「HyperX CloudX Revolver Gears of War」が登場!2016年9月16日発売、この製品をレビューしていきます。
※タイトルには、PC/XboxOne対応と書かれていますが、PS4やその他プラットフォームでも使えます。
2016年9月16日発売!
公式対応機種:XBOXONE、Windows(PC)
XBOXONE、Windows(PC)対応製品ですが、
上記対応機種以外のゲーム機、PS4向けレビューとして書いております。
Kingston Technology様より、サンプルをいただきましたので、今回もいいところもダメなところもHyperX Cloudシリーズとの比較なども含めてレビューしていきます。
Windowsへの最適化、互換性も含めてMicrosoftによって検証および承認されている。
公式対応機種の動作などについてはお墨付き。
今回紹介するのは、
型番 HX-HSCRXGW-RD 、カラーは「ブラック/レッド」。(2年保証付き)
Gears of War シリーズの最新作「Gears of War 4」が10月に発売する。Gears of Warを開発するThe CoalitionとMicrosoftとの共同開発「鉄の意志を持って戦い抜く戦士のため」の「Gears of War」専用カスタムデザイン。
PCとXBOXoneに対応した「HyperX CloudX Revolver Gears of War」です。(以下、Revolver Gears of War)
※XBOXone対応と書かれていますが、実際にはPS4ほかマルチプラットフォームに対応します。
ベースとなっている製品は、現行フラッグシップモデル(上位モデル)の「HyperX Cloud Revolver」です。アナログ接続型ヘッドセットのため特定の環境に依存せず、色々な使い方ができる。
- 2chヘッドセット密閉型。音が漏れにくい。
- 接続方法は、アナログ接続型3.5mmプラグ(4極)タイプでマルチプラットフォームに対応。
- ドライバーは、ダイナミック型50mm径、ネオジム磁石を搭載し、以前より音質も向上しています。
- 周波数 12Hz~28,000Hzで、以前より聞こえなかった音が、聞こえるように。
- 定格30mW、最大500mWと、初代の最大 300mWから比べ大幅強化!
- 付属する延長コード側にオーディオコントローラーを搭載。
オーディオコントローラーには、
アナログ式のマイクミュート機能(ON/OFF)や音量調整ダイヤルが付いています。
以前紹介した「HyperX CloudII(レビューあり)」は7.1chサラウンド対応の「USB」接続タイプで、フル活用できる環境は限られていました。(主にPC向け、PS4はステレオ接続となりサラウンド機能が使えないなど)
※記事内の比較対象として、初代は「HyperX Cloud(レビューあり)」を指しています。
※記事内のHyperX Cloud2は、2代目の「HyperX CloudII(レビューあり)」を指しています。
元のHyperX Cloud Revolverと大きく異なるところは?
ベースとなる「HyperX Cloud Revolver」(クラウド リボルバー)は、延長コード側にオーディオコントローラーが付いていました。そのため、オーディオコントローラーを使いたい場合には、延長コードを使わなくてはいけないという仕様でした。
ゲーム機に使う場合の不便な仕様を変更!
この延長コード自体は元々PC用のため、4極ケーブルを2つのケーブル(マイク端子とヘッドホン端子)に分けてしてしまうもの。オーディオコントローラー付延長ケーブルを使うと、そのままではPS4などのゲーム機には使えない。
PS4やゲーム機で、このオーディオコントローラーを使うためには、再度分かれた2つのケーブルを4極(1つ)にまとめる必要があるなど二度手間が発生していました。(変換ケーブルまたは、対応したUSB変換アダプタを使う)
オーディオコントローラーがコンパクトになり、使いやすい「インラインオーディオコントローラー」に変更されています。

(XBOX向けHyperX CloudXのオーディオコントローラーと同一仕様です。)
ヘッドセットから直接出ている4極ケーブルに、オーディオコントローラーが付く仕様に変更。

このおかげで、PS4のコントローラーなど、ゲーム機に直接接続して使う場合でも、「マイクのミュート」や「音量調整」が可能になっています。これは改善・便利!
※付属延長コード(2m)は、PC接続向けに4極ケーブルを、マイク端子とヘッドホン端子の2つのケーブルに分けたいときに使います。
PS4などの、ゲーム機向けに「HyperX Cloud Revolver」を買う予定だった方は、
新モデルの「Revolver Gears of War」のほうが、接続まわりがスッキリするのでおすすめです。
デザインがXBOXゲーム「Gears of War」風に!
全体的に赤を基調にまとめられたデザインで、ヘッドホンイヤーカップ内や外側にマークが施されている。

詳細レビューは長いので総評を先に書きますと
最近のゲームに多い、広いフィールドでも使えるよう調整されていて音が驚くほど変わります。初代でも聞こえなかった範囲の重低音域をカバーしており、高音域のバランスもいい。音の広さを感じることができ、定位(どこから音が鳴っているのか)もしっかりしている。ゲームだけではなく、音楽用として使ってもよいレベルに達しています。
ヘッドバンドはサスペンションタイプで、かぶるだけで自動フィットするようになっていて快適です。使われているクッションは弾力のある柔らかさで、長時間プレイでも疲れません。ケーブル周りの耐久性も問題なし。
基本性能は「HyperX Cloud Revolver」をベースに、接続周りの不便さを解消した製品です。
変更箇所はデザインだけではなく、PS4対応と表示していても問題ない接続方法。接続するだけですぐに使える仕様となっています。
PS4やPSVITA、WIIUなどのゲーム機で、初代HyperX Cloudを使っている人でも、乗り換えの価値あり!
マイクの音質のテストも行いました。マイク音声もクリアでホワイトノイズなども気になりません。ただ、マイク感度が高いため、マイクレベルの調整(やや抑えめにするなど)が必要です。
初代から80gほど重量アップしていますが、重心バランスが変わったのかあまり気になりません。(HyperX Cloud Revolverからは、4gほどアップしていますが誤差程度)。ヘッドスチール部分に爪が当たると、スチール特有の振動音が中まで響くところが少し気になったぐらいです。
いよいよ発売!
「キングストン Kingston ゲーミングヘッドセット HyperX CloudX Revolver Gears of War」。

あとは細かく、レビューをしていきます。
開封、ヘッド部分、ドライバーユニットのカップ部分、マイク部分、ケーブルや接続端子部分、インラインオーディオコントローラー(アナログ方式)部分、音質やゲーム使用に関してなど。PS4での設定。
改めて、「HyperX CloudX Revolver Gears of War」詳細レビュー
「HyperX CloudX Revolver Gears of War」は、
初代やHyperX Cloud2より少し小さめのパッケージ箱に入っています。
簡単な日本語クイックスタートガイド(接続など)、 Gears of War4 gearpackコード(XBOX用)のチラシ入り。
ヘッドセット(ケーブルにインラインオーディオコントローラー付)、着脱可能なノイズキャンセリングマイクのほか、PC接続用の延長ケーブル(2m)が付属します。
ヘッド部分
ヘッド調整(アーム調整)は、段階式の切り替え式ではなく、サスペンションタイプのヘッドバンド(かぶった時に自動調整される)になっています。締め付けがきつくなく、自然に頭にフィットして快適です。めがね(PCメガネ)を着用して使っていても、問題なかったです。

かぶった時に余裕があるので、頭の大きい人でも対応できそうです。HyperXの低反発クッションは長時間付けていても疲れにくく、長時間プレイにも支障がでない。もちろん耳が痛いということもない。クッション上部は本革ヘッドバンドになっており、見た目もかっこいいです。
ヘッドホンスタンドの吊り下げタイプを使う場合、耐久性のあるスチールフレーム部分をかけて、しまうようにしてください。ヘッドクッション部分で長期間吊り下げると、自動調整部分のサスペンションが戻らない原因になる可能性があります。

ドライバーユニットのカップ部分
可動タイプになっており、より耳にフィットしやすい。(イヤークッションは取り外しも可能。)
ドライバーユニットは耳にあわせて、斜めに角度がつけられている。


※初代のクッションよりやや硬め、弾力のあるマシュマロのような感じです。なお初代クッションとの互換性はありません。初代と異なり、イヤークッションのスペアなどは付きません。
※初代のhyperXCloudをかなり昔(2014年9月~)から毎日使用していますが、イヤークッションは未だに破れることなく使用できているので、hyperXのクッション耐久性は、かなり高いようです。
マイク部分

取り外し可能なノイズキャンセリングマイク。
雑音をカットしてクリアなボイスチャットが可能になっている。ホワイトノイズも聞こえません。
初代やhyperXCloud2からの比較
さらにクリアになって聞こえやすくなった。何も言わないのに、スカイプ相手から「マイク変えました?」と聞かれたので、相手が分かるほどの変化があったようです。

(初代やhyperXCloud2のマイク部分の形状)
マイク部分は、周囲の音を拾いやすい球体タイプから、口元を重点的に音を拾えるように形状が変更になっています。口元へ折り曲げも可能なフレキシブルタイプ、90度角度曲げての状態維持もできる。

ヘッドセットのマイクは差し込んで固定できるタイプ。不要なときは取り外しておける。マイク感度が高いので、調整してください。
ケーブルや接続端子部分
使用されているすべてのケーブルは、断線に強いメッシュケーブル(網目)仕様。ヘッドセットからのケーブルは、インラインオーディオコントローラーに直結しており、
ここでメイン音量調節とマイクのミュートなどが行えるようになっている。
オーディオコントローラーが付いた分。ケーブルの長さが1mから1.3mへ長くなっています。

- ヘッドセットからの端子部分は3.5mm(4極)プラグとなっているため、PS4コントローラーに挿すだけですぐに使うことができる。そのほか、3.5mm(4極)対応するゲーム機に直接挿して使える。
- PC用延長ケーブル(2m) が付属
マイクとヘッドフォン端子を分岐させるY字ケーブル。分岐させてスカイプで使いたい場合なども対応できる。(ノイズフィルター付き)
- ※3.5mm(4極)ポートを持たないXBOXONEコントローラーには別売りのアダプタが必要になります。
- ※CTIA標準コネクタに対応していれば、スマホやPCへの直接接続にも対応します。
インラインオーディオコントローラー(アナログ方式)
音量調整などは、デジタル式ではないため、箱に書かれているWindows&XBOX以外の環境でも問題なく使える。
とてもサイズが小さく、軽量。付いていることも忘れてしまいそうになる。
マイクのミュートもスライド式で、カチッと固定できるので誤動作もない。
音量調整はダイヤル式で使いやすい。(限りなく音量を低くできるが無音ではない)

音質やゲーム使用に関して
- 高音域の音はしっかりしているが、尖がった印象はなく聞いてて心地よい(疲れない)。
- 重低音もバランスよく再生できており、ゲーム中に必要となる音をかき消さないよう調整されている。かといって迫力がないわけではなく、初代では聞こえなかった範囲の重低音域をカバーしている。
- 遠方からの音の再現性も高い、どこから音が鳴っているのか(定位)もしっかりしている。
イメージとしては
- 初代:音が狭い空間(場所)で鳴っている。それでも定位は十分ある。
- Revolver Gears:やや広い空間で再生されるような、細部まで音が聞こえる。距離感なども感じることができる。
FPSの使用では
- 足音などしっかり確認でき、聞き取りやすいです。
- 定位(どこから音が鳴っているのか)もしっかりしている。
- 真上や真下の定位は弱めです。
使用期間は、14日ほどです。
PS4で使う場合の設定
BGMを大音量で楽しみたい場合ps4コントローラーの(PS)ボタンを長押ししてメニューを開く
音量コントロール(ヘッドホン)を大きくしよう。
ヘッドセットから、BGMが聞こえない場合
ps4コントローラーの(PS)ボタンを長押ししてメニューを開く
「ヘッドホンの出力」を「すべての音声」を選ぶことで、BGMを聞きながらのボイスチャット(VC) ができる。
マイク音量を調整したい場合
ps4コントローラーの(PS)ボタンを長押ししてメニューを開く
「マイクレベルを調節する」を選ぶ。
※PS4システムバージョン4.00以前の場合(2016年9月13日に4.00に更新されました)
ps4コントローラーの(PS)ボタンを長押ししてメニューを開いた後に、
「サウンドと周辺機器を設定する」を選ぶことでヘッドセット部分の設定を変えられます。
※PS4メニューからの場合には、設定から「周辺機器」>「オーディオ機器」を選びます。
製品仕様
下記太文字部分は、ベースとなっている製品「HyperX Cloud Revolver」から変更された部分です。インピーダンスが 30 Ωから 33 Ωへ(体感できるものではないです)。
ケーブル周りが大幅変更されより使いやすくなっています。(重さが+4g)ほど。
特徴
ヘッドホン
- Gears of War専用カスタムデザイン、XBox公式認可ヘッドセット
- スタジオグレードのサウンドステージ、インラインオーディオコントロール
- 耐久性に優れたスチールフレーム、取り外し可能なノイズキャンセリングマイク
- 本革ヘッドバンドとHyperX独自の低反発クッション
- ドライバー: ネオジム磁石、ダイナミック50mm径
- タイプ: サーカムオーラル、密閉型
- 周波数: 12Hz~28,000 Hz
- インピーダンス: 33 Ω
- 音圧レベル: 104.5dBSPL/mW (1kHz時)
- T.H.D.: 2%未満
- 入力電力: 定格 30mW、最大 500mW
- 重量: 364g (マイク含む場合): 380g
ケーブル部分
マイク
- ケーブルの長さとタイプ: ヘッドセット(1.3m)、PC 延長ケーブル (2m)
- 接続方式: ヘッドセット - 3.5mmプラグ (4極)、PC
- 延長ケーブル: 3.5mmステレオおよびマイクプラグ
- 方式: エレクトレットコンデンサーマイク
- 極性パターン: 単一指向性、ノイズキャンセリング
- 周波数: 50Hz~18,000 Hz
- 感度: -40dBV (0dB=1V/Pa,1kHz時)
TeamSpeak認定
クリアでメリハリのある優れた音質が、認定されています。テストではエコーも、背景雑音も、音声の歪みも検出されません。Discord、Skype、Ventr-ilo、Mumble、RaidCallに対応。
ゲームとの接続例
- WiiU GAMEPAD にヘッドセットを直接接続できます。
- PS4コントローラー にヘッドセットを直接接続できます。
- XBOXONEコントローラー にヘッドセットを直接接続できます。
3.5mmポートがないXbox Oneコントローラーにはアダプターが別途必要です。(別売り) - PCに接続する場合には、4極端子に対応していない場合が多いため、付属する延長コードを使用し、マイクとステレオ端子をPCの対応する端子へ繋ぎます。
Gears of War4 はXBOXoneで発売予定の新作アクションシューティングゲーム。
※聞こえ方、装着感には個人差があります。あらかじめご了承ください。
型番 HX-HSCRXGW-RD 2016年9月16日発売。


公式サイトはこちらです。
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