
交換・換装における注意事項と交換前に準備するもののおさらいです。どれか1つ足りないと作業が中断してしまうので予め用意しておきましょう。2014年5月のver1.7対応用に記事を再編成したものです。
追記内容は、必要に応じてセーブデータのバックアップと復元、ゲームの再インストールと他トラブルと対策。
上記記事からの続きです。
そのほかの機種
機種ごとにHDD交換方法や用意すべきものが少し違います。
- PS4PROの場合は「新型PS4PRO(NEO)のHDD換装・交換方法紹介!ベイカバーが開かない!?事前に準備」を参考にしてください。
- 新型スリムの場合は、「新型PS4SLIM(スリム)のHDD換装・交換方法紹介!事前に準備したほうがいいもの」を参考にしてください。
公式サイトより要約すると
内蔵HDDを換装してもPS4™本体の保証期間に変更はありませんが、すべてのHDDの動作を保証するものではありません。
と明記されています。
HDD(ハードディスク)を交換しても構わないが、買ったものが動作しない等は自己責任となります。
最近のHDDはSATA III(またはSATA 6.0Gb/sと表示)が主流になっていますが、SATA IIIはSATA IIの上位互換性ですのでSATA IIIで問題ありません。

- 【PS4】PS4のHDDを交換してみよう!交換におすすめのハイブリッドSSHDと安くて大容量HDD、超高速SSDのメリットとデメリットで紹介した、厚さ9.5mm以下で容量160GB以上のHDD/SSD/SSHDいずれかの2.5インチ内蔵型ストレージデバイス。3.5インチのHDDでは交換できません。
2.5インチのものはほとんどが9.5mmの厚さとなっていますが、ごく一部には12.0mmを超える厚さのものがあります。この場合にはケースに収まりません。
厚さは9.5mmより大きいと隙間がなく熱暴走などによりPS4が壊れる恐れがあります。 - 内蔵HDDのフレームを外すための3mm径程度のプラスドライバー(参考元サイトで使われたもので、私もVESSEL(ベッセル) マイクロドライバー を使いました。)
- システムソフトウェアを再インストールするための容量1GB以上のUSBストレージデバイス(USBメモリー)
バージョン1.62だと約900MB、1.7では735MBでした。今後も使うことを考慮し余裕をもってセーブデータ領域を含め2GB推奨です。
旧型PS4をお使いの場合、
手持ちにUSBメモリがない場合「SanDisk Extreme USB3.0 フラッシュメモリー 32GB」をどうぞ。とても高速なUSBメモリです。
2016年追記:
新型PS4をお使いの場合、上記メモリは大きさ的に奥までささりません。どうしても使いたい場合にはUSB3.0延長ケーブルなどを使います。(USBメモリなら、延長ケーブルで対応できます)
手持ちのUSB2.0対応USBメモリを使ったところ読込みが遅く大変だったので、PS4から対応したUSB3.0対応メモリを使うことをオススメします。
厚みのあるUSBメモリは、新型PS4スリムではUSB差込口で干渉しうまく挿すことができないようです。その場合には、こちらが使えました。厚さ8mm以下なら差し込めます。【Amazon.co.jp限定】 Transcend USBメモリ 16GB USB3.1 & USB 3.0 スライド式 ブラック (無期限保証) TS16GJF790KPE (FFP)
- 静電気による破損が怖いなら、絶対に端子を触らない、予め手洗いをして放電しておきましょう。静電防止リストバンド、静電気対策用手袋を使っても構いません。手袋の方は、はめるだけで使えるので便利です。
- インターネットに接続できるパソコン(パソコンがない場合はネットカフェのパソコンでも)
最新バージョンはPS3のブラウザより、ダウンロードしてUSBに入れただけでもできたとの報告あり。 - DUALSHOCK 4とPS4を繋ぐUSBケーブル1つ(PS4に付属していたUSBケーブルで構いません。)
PS4の初期状態ではDUALSHOCK 4コントローラはPS4をUSBケーブルで繋がないと認識できません。
必要なっものが揃ったら早速、新しく買ったHDD/SSD/SSHDをPS4に導入する準備をしましょう。
導入時に使用する「システムの再インストール」USBメモリの準備にはインターネットに接続できるパソコンが必要になります。
PS4ファームウェアのダウンロードとUSBメモリへのコピー
新しいHDDにインストールするにはPS4の最新ファームウェアが必要です。ファームウェアは公式ページにあります。
できれば、パソコンから行ってください。
ファームウェアはアップデートファイルとして配布されています。2種類用意されていますが使用するのは容量の大きいほうです。(通常版ではなく、システムソフトウェアを再インストールするを選んでください。)
PlayStation®4システムソフトウェア アップデートについて
http://www.jp.playstation.com/ps4/update/index.html
上記ページのまんなかあたりに「パソコン経由でアップデート」があります。

アップデート(システムソフトウェアを再インストール)を選んでください。
再インストール用のアップデートファイルは、2016年1月時点ではPS4UPDATE.PUPというファイル名で、約790MBの容量があります。(空きは900M以上必要です。)

ダウンロードしている間に、パソコンにUSBメモリを差し込んでください。
このUSBメモリはFAT32でフォーマットされている必要があります。PS4ではフォーマット形式がFAT32以外は認識しないためです。USBメモリは購入時点でFAT32です。(ほとんどのUSBメモリは特に明記がない限りFAT32になっています。)
ダウンロードしたPS4UPDATE.PUPを、USBメモリにコピーします。
コピーをする際には、「ルートディレクトリ(D:など)>PS4>UPDATE」という階層関係でフォルダを作り、UPDATEフォルダの中にアップデートファイルであるPS4UPDATE.PUPを配置します。
例 d:¥PS4¥UPDATE¥の中に PS4UPDATE.PUP ファイル

コピーが完了したなら、USBメモリの準備は完了です。
可能であるならば取り付け前に購入したHDD/SSD/SSHDの初期不良がないかをチェックすることをおすすめします。チェックにはPC環境が必須となります。以降、パソコンの出番は終了です。
外付けHDDケースなどに入れてUSBで繋いで簡易チェックソフトを使う方法(1分程度で確認できる)やPCに直に繋いでHDDメーカーが提供するチェックソフトで確認する方法(数時かかる)があります。
簡易チェックソフト
接続したHDDのS.M.A.R.T.健康状態を見る。対応したSSDの場合、残り寿命も見れます。
CrystalDiskInfo
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/crdiskinfo/
工場出荷時の不良ブロック数が50~60前後あるのは普通のようです。
セクタ代替処理発生回数や代替処理保留中のセクタ数、回復不可能セクタ数がカウントされている場合は不良です。しきい値とはメーカーが決めた危篤ラインです。これを超えると不良となり早急な交換が必要となります。その場合は健康状態が危険表示となります。
重要なのは生の値です。生の値は少ないほうがよいです。
おおまかな交換手順
PS4システムウェアv2.5からバックアップ機能が追加されました。バックアップ方法はこちら「PS4の新機能バックアップ方法と復元方法!v2.5以降から使える機能」を参考にバックアップしてください。PS4本体を購入した直後の場合、本体自体に初期不良がないかどうか一度、交換前になんでも構わないのでゲームプレイして異常がないかどうか確認してください。(PS4版BF4等でEAゲームサーバーから接続が切れると、LANが繋がれていないと表示されるのは仕様です。複数台で確認)
- PlayStation 4ゲームのセーブデータなどがある場合にはバックアップをとりましょう。
PS PLUS会員の場合にはセーブデータをアップロードして退避させる方法もあります。
または再インストール用に用意したUSBメモリにセーブデータをコピーしても構いません。 - HDDを交換すると、登録してたユーザー設定などが全て消えます。
必要であればIDやメアドなどをメモしておきましょう。 - PS4を終了させる。PS4の電源を切るを選択し完全に消灯してから、電源を抜くこと。
電源ケーブルを抜いた後も、しばらく本体は通電状態にあるので15秒以上経過後に本体をあけてください。 - HDDの交換します(PSマークのフタを上にスライドすると開く)
- 初期HDDを外します。画像の1.のネジを1つ外し、
2の方向へスライドさせるとHDD固定フレームごと外れます。 - HDDを固定しているフレームからネジ4本を外し、用意した新しいHDD、SSD、SSHDを取り付けます。このとき、ネジ穴のゴムは捨てないでそのまま付けたまま使用してください。振動でネジがゆるくなったり騒音を防ぐ効果があります。上下の向きと前後の向きが初期HDDと同じになるように装着します。
PS4本体へ差し込む方向に端子が来るようにしてください。 - 交換後、先ほどと逆の手順で元に戻し、フタをします。そして電源ケーブルを繋ぐ。まだ電源はOFFのまま
- 先ほど作ったUSBメモリを使い、PS4で「システムソフトウェアを再インストール」を行います。
PS4の電源が切れた状態のまま、USBメモリをPS4に接続し、電源ボタンに7秒以上触れたままにする。
(セーフモードという特別なモードで起動します。) - [PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)]を選ぶ
画面に従い[OK]を選択。その後、PS4に新しく付けたHDDを初期化してよいか聞かれるので[OK]を選択。
ここでファイルが見つからないなどエラーが出たときは、きちんとUSBメモリが接続されているか確認すること。USBメモリを接続し忘れていたらここで挿しても構いません。 - 初期化とインストールが終われば自動的に再起動して交換作業は終了です。
おつかれさまでした。
※過去に購入したゲームはPSストアのライブラリにリストがあります。
ここで「PS4の新機能バックアップ方法と復元方法!v2.5以降から使える機能」のバックアップを使って「PS4を復元」を行ってください。
トラブルシューティング
- 上記で推奨するSSHD以外のSSHDを使っている場合

フリーズ(10分真っ暗画面で固まった)してしまったら電源ボタンを7秒触れて強制的に電源をOFFにして再起動。スタンバイモードに不都合がでるので(設定)>[省電力設定]>[スタンバイモード中の機能を設定する]のチェックを全て外す。1つでもチェックが入ると不都合が出ます。電源が復帰しないなど。
東芝SSHD以外でスタンバイに不都合がある場合の対策方法
うまく再インストールできていない場合にスタンバイモードがうまく動かないこともあるようです。
一部のSSHD時にはインストールに失敗する模様?その場合にはPS4アップデート用ファイル(容量の少ない320MB)をUSBに入れ替えてセーフモードからアップデートすることで改善するという報告もあります。
※セーフモード時には3を選択、アップデートを選び(初期化する必要はありません。)
※ネット経由でのアップデートではなくUSBメモリからのアップデートが確実です。
なぜ不都合がおきてる?(確定情報ではありません)
SSHDには高速動作するためのキャッシュメモリが搭載されていますが、一部の製品ではスタンバイ時にシステムの一部がアンロードされシステム復帰できないようです。再インストールすることでキャッシュメモリからシステムを追い出すまたは完全に格納することにより通常動作するようになります。いずれにせよ一部が再びアンロードされることになると不都合がでるため推奨SSHD以外のSSHDを使っている場合にはスタンバイモードは使わないのが無難です。システムバージョンアップにより対策されたようですが、たまにうまく動かないときもあるようです。
- アップロードして退避したセーブが新規セーブデータで上書きされるって本当?
インターネット上に退避したセーブデータは各ゲームインストール完了後にだけ、対応セーブデータをPS4本体にコピー可能となります。
そのため、ゲームをまとめてダウンロードしインストールして長時間放置した場合に、セーブデータの自動アップデート機能によって勝手に上書きされて消えてしまうこともあるようです。
(セーブデータスロットが固定でインストール時に新規セーブデータを作成してしまうための仕様)。自動アップデートのタイムリミットは48時間後です。まず2日放置することはないとは思いますが念のため

確実に復元できるようにゲームの再インストール前に「セーブデータの自動アップデート設定」を安全のためOFFにしておきます。手順は(設定)>[システム]>[自動ダウンロード/アップロード]>[自動ダウンロード/アップロードを有効にする]のチェックを外します。

オンラインストレージのセーブデータをダウンロードするには(設定)>[アプリケーションセーブデータ管理]>[オンラインストレージのセーブデータ]から[本体ストレージにダウンロードする]を選び、ダウンロードするセーブデータを選びます。
- HDMI画面分配器(自動切換)を使っていてうまく画面が切り替わらない、または勝手に画面が切り替わるブラックアウトする場合の対処法
手順は(設定)>[システム]>「HDMI機器のリンクを有効にする」のチェックを外します。
誤動作を防ぐためにも使わないのであれば、「声でPS4を操作する」のチェックを外します。
分配器側の対策は
HDMIからの供給電源では不安定のため必ず補助電源端子があれば繋ぐこと。
参考元:playstation 、4gamer.net
動作確認情報元: Samsung SSD Online(ITGマーケティング株式会社) 記事元(問合わせ確認済)
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