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今回紹介するのは、キングストンテクノロジー(Kingston)社より3月20日に発売したばかりのフラグシップモデル、PS4完全対応のドルビー7.1chサラウンド機能搭載「HyperXCloud Revolver S」ゲーミングヘッドセット!有線USB接続タイプをレビューしていきたいと思います。実際にゲームで使ってみた感想も




このレビュー記事は、対応している一部のゲーム機「PS4(旧型、新型含む)、PS4PRO」向けに特化して書いております。(※NintendoSwitch動作確認済。2018年10月7日)

HyperX Cloudシリーズ
PS4完全対応ドルビー7.1Chサウンド搭載フラグシップモデル「HyperXCloud Revolver S」が2017年3月20日に新登場!ハイエンドモデルのCloud Revolverをベースに、専用USBサウンドカードが付属。細かな改良も行われています。(重さなどは同じです。)

この専用USBサウンドカード(オーディオコントロールボックス)はPS4完全対応!(Switchでも動作しました)

追記:2018年10月7日
ニンテンドースイッチの最新・本体更新v6.0.0にて、SwitchドックにUSB接続することで7.1サラウンドが有効、正常動作することを確認しました。(必ずニンテンドースイッチ本体を更新アップデートしてください。)

7.1CHサラウンド「プラグアンドプレイDolby 7.1ch バーチャルサラウンド」と「プリセットイコライザ」を搭載。ゲームだけではなく、音楽や映画にも適したゲーミングヘッドセットとなっています。

PC接続で使う場合でも、プラグアンドプレイ対応。特別なドライバーインストール不要で、すぐに使える!

キングストンゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Revolver S  USBオーディオコントロールボックス付属
価格:オープン価格
およそ21000円前後
今は17000円前後。
15000円前後
HyperX Cloud Revolver S
発売日:2017年3月20日
キングストン
ゲーミングヘッドセット
「HyperX Cloud Revolver S」

型番:HX-HSCRS-GM/AS
カラー:ブラック/ホワイト

Dolby 7.1chバーチャルサラウンド対応
USBオーディオコントロールボックス付属

PS4、PS4PRO・PC・MacはUSB対応。
WiiU・PSVITAなどMobileやVRはアナログ接続

HyperXCloudRevolverS06

NintendoSwitch、PS4でも、オーディオコントロールボックスをUSB接続するだけですぐ使える!

USB接続時、「7.1chサラウンド、プリセットイコライザ」が使える!もちろん、USB接続だけではなく、アナログ接続にも対応しているので、PS4コントローラーへの直接接続やWiiU、PSVITAなどほかのゲーム機にも対応します。

※ベースとなっているハイエンドモデルのCloud Revolverについては、HyperX CloudX Revolver」を参照してください。


実際にゲームプレイして使ってみた!は、
各ゲームの感想など、記事の最後にまとめています。


それではさっそく開封!


HyperXCloudRevolverS00s1HyperXCloudRevolverS00s2

箱はHyperXCloudシリーズ共通のずっしりとしたボックスタイプ。外カバーを外し、上フタを開けると多言語対応マニュアルが入っており、わかりやすい接続例イラストや各ボタンの機能を確認できます。

HyperXCloudRevolverS01

中身を確認!

隙間なくスポンジが入っており、キズがつきやすいと思われる場所には保護フィルムがついています。(オーディオコントローラー、左右のイヤー部分など)

HyperXCloudRevolverS02

本体ヘッドセット以外の付属品は、
PC用の延長Y字ケーブル(3.5mm4極端子を3極のマイクとヘッドホン端子に分けることができるケーブル)、USB接続タイプのオーディオコントロールボックス。ノイズキャンセル機能を持つ着脱式マイクが入っています。

HyperXCloudRevolverS07

使われているケーブルは、網目タイプ。断線にとても強く、触ったときのノイズ干渉を受けにくいものとなっています。PC用延長ケーブルにはノイズカットが付いています。

HyperXCloudRevolverS08
着脱式マイクは、使わない時は外すことができます。マイクを別に使う人には便利です。

全体画像
HyperXCloudRevolverS18

ヘッドセット部分

ボディ全体はつや消し処理が施され、より高級感のあるデザインになっています。

HyperXCloudRevolverS03

ヘッド調整(アーム調整)は、段階式の切り替え式ではなく、サスペンションタイプのヘッドバンド(かぶった時に自動調整される)。

締め付けがきつくなく、自然に頭にフィットして快適です。めがね(PCメガネ)を同時に着用しても問題ありませんでした。


ヘッドバンド部分は、2つのスチールフレームで支えられており、強度も十分です。2つのフレームの間にラバー(硬いゴム)が着けられており、フレームに触れたときなどに、中に響く音がかなり改善されています。


HyperXCloudRevolverS10

低反発素材を用いたイヤーパッドやレザーレット素材のヘッドバンドを使用。クッション性があって長時間プレイでも疲れにくいです。ヘッドバンド&フレームは、頭の大きさに合わせて自然に広がるため、頭の大きい方が使っていても大丈夫だと思います。


イヤーパッド部分は、耳を包み込むやわらか低反発クッションで長時間プレイでも疲れません。密閉型のため、暑い日などは蒸れやすいです。

HyperXCloudRevolverS15

イヤーカップ部分のクッションは外せますが、スペアの別売りなどはありません。ドライバーユニット部分には、傾斜が付けられており、より立体的な音が出せるようになっているようです。(50mm径ネオジム磁石使用)


ノイズマイクキャンセル機能 着脱式マイク

HyperXCloudRevolverS13ssHyperXCloudold01


口元から音を拾いやすい形状となっています。口元へ折り曲げも可能なフレキシブルタイプで、90度角度曲げての状態維持もできる。

シリーズ初代hyperXCloudやhyperXCloud2と比べてノイズや環境音も拾いにくくなっています。

USB接続で、PS4のVC(ボイスチャット)をテスト


相手にハッキリ声が聞こえるかマイクテストを行ってみました。ここは相手に一番迷惑をかける可能性が高いため念入りにチェック!声はやや曇り気味。(調整で多少改善できます)

ただ、集音感度は高めのため、マイクを使う環境に合わせて感度調整(音量調整)が必要です。マイクを口元に近すぎると、こもったり、息遣いまで相手に伝えてしまうことになります。密閉型ヘッドセットと言えど、サウンド音量をかなり大きくしてしまうと、マイクに音を拾われてしまうため、サウンドも控えめにしましょう。

  • ※ベースとなっている「HyperX CloudX Revolver」からのマイク単体の性能変更はありません。USB接続にすることで、逆に荒が見えやすくなっています。そのまま使う場合、こもって聞こえるため事前に調整しましょう。

  • ※PS4やPCの場合、USBオーディオコントロールボックスが使えるため。手元での音量調整が可能です。

  • ※マイクの音量が小さい、何かがおかしいと思ったら、ちゃんとマイクを差し込んでいなかった時がありました。奥まで挿し込みましょう。

  • ※マイクにホワイトノイズが出る場合、接続ポートを変える。
    使っているPS4のコンセントを変えるなどを行うと改善することもあるようです。

オーディオコントローラーをいじりまくっていた時は、こもり症状は無かったのですが、新型PS4本体でテスト以降、クリア音にならなかったため、レビューを一部修正いたしました。


専用USBサウンドカード(オーディオコントロールボックス)

HyperXCloudRevolverS11

ボタン1つでON、OFF切り替えができる。

ONの時は眩しくない明るさで点灯するので目に優しいです。ヘッドセットからのケーブルを、オーディオコントロールボックスに繋ぐだけで使えます。

横ダイヤルは音量調整ダイヤル(サウンド、マイク)、EQ切り替えボタン、裏面には固定用クリップが付きます。


機能紹介!

  • 7.1CHサラウンド「プラグアンドプレイDolby 7.1ch バーチャルサラウンド」
    LED点灯で7.1chサラウンド有効(EQ無効)。LED消灯で、サラウンドが無効になります。(EQ有効)

  • プリセットイコライザ
    (横のボタンで、3つの中からEQモードが切り替わります。)

    HyperXCloudRevolverS14

    一番上点灯時:ボーカルEQ (高音域強化、音声向け)
    真中点灯時:フラットEQ (平坦)
    一番下点灯時:重低音ブーストEQ (FPS向け足音用

  • マイクのミュートON、OFFボタン
    LED点灯でマイクミュート、LED消灯でマイクが有効になります。

ボタン1つで使えます。
上の二つ(7.1CHサラウンド、プリセットイコライザ)は、切り替えて1つだけ使えるようになっています。


横のダイヤルで音量調整が可能です。

  • サウンド音量
  • マイク音量 (限りなく小さくなる)

ずっと使っていると、やんわり本体が暖かくなってきます。1日ずっと使っていたらそれなりに熱くなっていたので、少し休ませたほうがいいかもしれません。

実際に7.1ch「HyperXCloud Revolver S」でPS4に繋げて設定&ゲームプレイしてみた!

HyperXCloudRevolverS16

まずは完全対応となったPS4にUSB接続してみます。

接続した時点で、すぐに遊ぶことができます。もし、音が鳴っていなかった場合は、PS4の「設定」からオーディオ機器を選んで、入出力機器が「USBヘッドセット(HyperXCloud Revolver S)」を選択している状態にしてください。

ヘッドホンの出力「すべての音声」を選びます。※PS4コントローラーに直接繋ぐ場合でも設定を確認。

HyperXCloudRevolverS17


サウンド音量が、小さすぎるということはありません。上記の音量コントロールの値でも大音量で聞こえます。

手元のオーディオコントロールボックスから、音量調整しましょう。


さっそく、ゲームプレイ!

PS4「グラビディデイズ2(GRAVITY DAZE 2)」

360度サラウンドが体感できそうな、PS4「グラビディデイズ2」(5.1ch対応)を選んでみました。
無重力飛行ができるゲームです。3月21日に無料配信されたDLCでテストプレイ!

空中戦では360度の激しいバトルが繰り広げられます。左右やうしろはもちろん、斜め上からの攻撃も音で察知することができるなど、7.1サラウンドに対応していないゲームでもサラウンドを体感することができました。BGMや効果音も映画館並みの迫力となり、元のゲーム凄さを再認識することに。臨場感や没頭感は鳥肌ものです。

ゲーム興味があればこちら「攻略ガイド」へ

PS4「ダークソウル3」

こちらはアクション要素の強いゲームです。

サラウンド機能を使うと、音の厚みがでますが重低音は押さえられ、足音が良く聞こえる状態へ。遠くからの音やどこから攻撃を受けているのかが細かく分かります。常に耳元で鳴っている音が、奥に広がる音に変化。

サラウンドOFF:左または右どちらか側から音が鳴る。(音が切り替わる感じ)

サラウンドON:360度から聞こえ、音の動きがわかる。頭上からの攻撃も把握できます。ただし、広い場所、環境音が多く鳴る場所では、音の広がりが邪魔になるかもしれません

対人向けでは、「重低音ブーストEQ」設定にするといい感じです。

PS4「バトルフィールド4」

サラウンドを指定することで、臨場感がすごいことになる。ヘリや戦闘機が上空を飛んでいく音など、再現性がとても高いです。

PS4「ニーアオートマタ」

サラウンドをONにすると、世界が変わる。元から臨場感のあるBGMが使われていますが、さらにワンランク上の映画館でプレイしているような臨場感、音響でプレイできます。




特に音楽を大切にしているゲームの没頭感はとてもすごいです。「グラビディデイズ2」「ニーアオートマタ」など手元にあれば、ぜひ組み合わせてプレイしてみてください。サラウンドに対応していないゲームでは効果はいまいちかもしれませんが、5.1ch以上に対応しているゲームでは、とてもいい臨場感でプレイできます。


全体レビュー

PS4に対応するUSB接続の7.1CHゲーミングヘットセットは、PS4のSIE公式が出しているものぐらいしかなかったのですが、この製品はかなりおすすめできます。選択の候補として十分すぎる性能をもっています。

  • 音質に関して、とてもクリアで、細かな音が再生できる。音の定位も問題ありません。
    ゲーミングと名が付いているだけあって高音域、重低音ともに聞きやすい調整がされています。

  • サラウンドの再現性ですが、以前、紹介した同HyperXCloudシリーズに「hyperXCloud II」があり、USB接続時にサラウンド機能が利用できるものがあります(PS4非対応、裏技で対応も可能)。比較すると、驚くほどサラウンドの進化を体感できます。

    全体的に音質や定位が向上しており、一度手にしたら戻れなくなるレベルです。

    音声なども聞き取りやすくなっており、映画なども凄い迫力で再現。

    ※対人ゲーム向けでは、7.1chサラウンド機能より、「EQ重低音」設定にするといい感じです。

  • 装着性はよく、イヤーカップは可動式で耳にフィットします。ヘッドバンドやイヤークッションは低反発タイプで長時間プレイでも疲れにくいです。ヘッド調整は、頭の大きさに合わせて自然に広がるため、頭の大きい方が使っていても大丈夫だと思います。

    ただし密閉型のため、暑い日などは蒸れやすいです。

  • USB接続時、マイクの声はやや篭り気味。※要調整(結構重要!
    調整することで、篭り具合が多少改善されます。

    ※PS4コントローラーに直接差し込んだ場合は、このヘッドセットに関わらず、一定毎にノイズが入りました。コントローラー側に原因あり!?コントローラーに直接接続する場合、マイクの音がこもることもなく使えています。

※PS4の純正SIE製品では独自の3Dオーディオを採用しているため、同じ音響が再現されるわけではないことを予めご了承ください。聞こえ方や感じ方には個人差が御座います。必ずしも同じ結果・感想にならないことを予めご了承ください。


今回テストに要した日数は約1週間ほど、メーカーよりサンプルをいただいてのレビューとなります。


トラブルシューティング:追加情報です!


自分の声がヘッドホンから聞こえる現象(マイクモニター状態)が発生する場合
ファームウェアの更新を行うことで改善します。(更新にはWindows 10、8.1、7 SP1のいずれかの環境が必要です。)EQボタンを3秒間押し続けるとマイクのモニター機能が無効になります。


製品仕様

ベースとなっている「HyperX CloudX Revolver」からのヘッドホンの仕様変更箇所は赤文字で表示。

製品名 HyperXCloud Revolver S
型番   HX-HSCRS-GM/AS


マイク

  • マイク方式:エレクトレットコンデンサーマイク
  • 極性パターン:単一指向性、ノイズキャンセリング
  • 周波数:50Hz~18,000 Hz
  • 感度:-44dBV (0dB=1V/Pa,1kHz)

ヘッドホン

  • ドライバー:ダイナミック型、50mm径ネオジム磁石
  • タイプ:サーカムオーラル、密閉型
  • 周波数応答:12Hz-28,000Hz 、インピーダンス:30 Ω
  • 音圧レベル:100.5dBSPL/mW(1kHz時) 、T.H.D.:2%以下
    ここの値だけ、ベースとなったヘッドセットから変更されています。

  • 入力電力:定格30mW, 最大500mW
  • 重量:360g

そのほか

ケーブル長

  • ヘッドセット(1m)、PC延長ケーブル(2m)、USBサウンドカード2.2m

接続方式

  • ヘッドセット  3.5mmプラグ(4極)
  • PC用延長ケーブル 3.5mmステレオおよびマイクプラグ
  • オーディオコントロールボックス USB
  • 重量  376g(本体、マイク)
  • 保証  2年保証

HyperX Cloud Revolver SはTeamSpeakとDiscordによって認定され、Skype、Ventrilo、Mumble、RaidCall、その他のVOIPプログラムに対応。


PS4完全対応7.1ch「HyperXCloud Revolver S」発売中!(Switchは当方で動作確認しました)
【新発売 3月20日発売予定 予約受付中】キングストン Kingston ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Revolver S HX-HSCRS-GM/AS ブラック/ホワイト USBオーディオコントロールボックス付属
【キングストン Kingston ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Revolver S HX-HSCRS-GM/AS ブラック/ホワイト USBオーディオコントロールボックス付属


別シリーズの軽量ゲーミングヘッドセットも発売中です。実際にレビューしていますキングストン新型モデル「HyperX Cloud Stinger」275gと軽い!ボディに欲しい機能がまとまった長時間プレイも可能なゲーミングヘッドセット」参照。軽量タイプは6000円以下とお手ごろ価格ですが、低価格とは思わせない性能をもっています。
キングストン Kingston ゲーミング ヘッドセット PS4対応 HyperX Cloud Stinger HX-HSCS-BK/AS ブラック 軽量 2年保証付き

公式サイト HyperX Cloud ヘッドセットシリーズ
http://www.kingston.com/jp/hyperx/cloud

※聞こえ方には個人差があります。あらかじめご了承ください。


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