
遂にPS5本体にM.2 SSDを組み込むことで、PS5のゲームインストールできるストレージ空き容量が増やせるようになります。SSD仕様や取り付け方法が公開されました!最大4TBまで。どのM.2 SSDがいいの?まで紹介します。
記事更新日2021年10月
9月15日より正式アップデートにてPS5本体へのM.2 SSD取り付けに対応!PS5本体にM.2 SSDを組み込むことで、PS5のゲームインストールできるストレージ空き容量が増やせるようになります。
注意点!
※本ページで紹介しているM.2 SSD(NVMeタイプ)はPS5内部に取り付けるものとなっており、PS4/PS3向けのSSDと互換性がありません。PS4/PS3向けはこちらのページをご覧ください。
2021年9月のPS5最新アップデートにて、PS5ケース内にSSDを追加できる「M.2 SSD拡張機能」が使えるようになっています。最低250GB容量、PCIe 4.0のM.2SSDが必要です。SSD推奨性能は読み出し性能:5500MB/s以上とやや高性能なものが指定されています。各商品スペック性能が推奨よりも少し下回るものでも、動作には問題ないようです。
※現在、同じM.2SSDでも、世代の古い「PCIe 3.0」規格も格安で販売されています。性能が極端に遅くなりますので間違えて購入・使用しないようご注意ください。
※M.2SSD対応前となる一般PS5本体では、外付けディスク(SSD、HDDあり)のみ拡張接続できます。(仕様としてPS5のゲームインストール不可、PS4ゲームは可能。PS5はデータ保存領域として利用可能ぐらいには使える。)
PS5の本体ストレージ容量は、825GBです。この空き部分を増やせるようになります。(内蔵SSDのみPS5ゲームインストール可能です。)
以下の順番で紹介していきます。
- 1. PS5のM.2 SSD仕様紹介
- 2. SSDの取り付け方法:事前に準備する
- 3. SSDの取り付け方法:PS5ケースを開ける
- 4. SSDの取り付け方法:M.2 SSDを取り付ける
- 5. 対応するおすすめの m.2SSD
- 6. ヒートシンクも紹介!併せて使う必要あり
公式の先行ベータ情報(ページ容量がデカいです)をもとに情報をまとめて、ページ作成しています。今後情報が変更される場合もあります。
▼1. PS5のM.2 SSD仕様紹介(ここタップすると説明文開閉)
PS5に、M.2 SSDデバイス(別途購入必要)を取り付けることで
PS5またはPS5デジタル・エディションのストレージ容量を拡張できます。
SSDを選ぶときは、必ず「PCIe 4.0」の「M.2SSD」(NVMe SSD)を選ぶこと!
対応サイズ:M.2 type 2230、2242、2260、2280、22110のいずれか。
容量
- 容量250GB以上、最大4TBまで
規格
- 対応ソケット:Socket 3(Key M)
- インタフェース:PCIe 4.0(Gen 4)x4 M.2 NVMe SSD(SATAタイプSSDは非対応)
物理サイズ
- モジュール幅(ヒートシンクは含まず)は、22mmまで(25mm幅は非対応)
- SSDの長さ:30mm、42mm、60mm、80mm、110mm(いずれかのものに対応)
- 放熱構造を含むサイズ:25(W)×110(D)×11.25(H)mm未満
- 高さ:11.25mm未満
- 対応サイズ:M.2 type 2230、2242、2260、2280、22110
この番号はM.2 SSDデバイスの製品情報に記載。最初の2桁は幅、残りの桁は長さ。 - 放熱構造:ヒートシンクの取り付け必須
片面あるいは両面のヒートシンクをご自身でM.2 SSDに取り付けるか、
あらかじめヒートシンクなどが組み込まれたM.2 SSDをご利用ください。
「片面ヒートシンク図」「両面ヒートシンク図」
性能関連
- シーケンシャル読み出し性能:5500MB/s以上を推奨(買うとき桁を間違えないように!)
- HMBホストメモリーバッファ対応のM.2 SSDは非推奨。
PS5はホストメモリーバッファ対応しておらず。処理速度が落ちる場合があります。
▼2. SSDの取り付け方法:事前に準備する
- 明るい部屋と作業用のテーブル
- 精密プラスドライバー(No.1 x075)
- 小さな懐中電灯(任意、スマホライトでもいい)
- 静電気対策手袋(任意)※静電気を取り除かずそのまま作業すると、最悪故障の原因となります。 早くもPS5でやらかしました。万が一の保険で使ってください。
M.2SSD取り付け前に、PS5システムを「M.2SSD対応」システムソフトウェアにアップデート済であること。正式配信済です。
注意:
- 完全にPS5の電源をOFFにしてください。電源ボタンを3秒間長押ししてPS5の電源を切る。そのあと、本体からすべてのケーブルや機器を取り外す。電源を切った直後の本体はアツアツなのでPS5の熱が冷めるまで待ちます。
- カバーを外した状態で本体電源をONにしたり、ゲームをプレイしないでください。
- 初めてM.2 SSDをPS5に使用する場合、M.2 SSDを取り付け後にフォーマットします。(対象M.2 SSDドライブ内のデータは全削除されます。一度フォーマットされたものは復元できません)
▼3. SSDの取り付け方法:PS5ケースを開ける
PS5ケースを開けます!
(公式説明じゃ分からなかったので、実際の画像を付けました。)
- 平らな場所に柔らかい布を敷いてその上に本体を置き、本体のベース(台座)を取り外す。
- 本体の向きを変える。
PSマークは底面に。電源ボタンは左側側に。電源コネクタ端子類は右側になるように。 - 手のひらを上部の角に近づけ、カバーの端をつまむ。
- カバーをゆっくりと自分の方向へ引き上げると簡単に外れます。
カバーを取り外します。
▼4. SSDの取り付け方法:M.2 SSDを取り付ける
- 拡張スロットの上に長い長方形のカバーがあり、上部が1本のネジで固定されています。
- 拡張スロットカバー (A) のネジを取り外し、カバーを取り外す。
- ネジ (B) およびスペーサー (C) を取り外す。
M.2 SSDを取り付ける
- スペーサーをM.2 SSDのサイズに合わせて調整。
- M.2 SSDのふちを持ち、端子部の切り欠きを合わせて斜め上から奥までしっかりと差し込む。
M.2 SSDが正しく挿入されていない、または最後までしっかりと挿入されていない状態でネジを締めると、SSDやPS5本体が壊れる恐れがあります。(取り出す場合は、M.2 SSDを少し持ち上げてから、ふちを持って斜め上に引き抜く)
ネジ固定し、カバーを戻す
- M.2 SSDを下に倒して、ネジで固定する。
- 拡張スロットカバーを取り付け、ネジを締める。
- 上端から少し離れた位置(2cm程度)から、カバーをスライドさせる。
カバーを元の場所へ。カバーが固定されるとカチッという音がします。
完成!
電源コード、ケーブル類、ベースを取り付けて電源を入れます。
PS5の電源を入れると、フォーマットの案内が表示されます。画面の指示に従って、M.2 SSDをフォーマットします。その時、今回搭載したM.2SSDのベンチマーク(実測値)の表示もでます。
5. 対応するおすすめの m.2SSD
推奨製品スペックが高いため、対応製品は少なめです。
さらにヒートシンク搭載品となるとさらに少なくなります。
- PCIe 4.0のM.2SSDで、
対応サイズ:M.2 type 2230、2242、2260、2280、22110のいずれかであること。
- 対応ソケット:Socket 3(Key M)
- 容量250GB以上、最大4TBまで
- 読出性能:5500MB/s以上
- モジュールからヒートシンク込み高さ8.8mmまで
PS5本体内蔵SSDは、推奨製品と同等速度のようです。
今ところスペック的にはゲーム向けとして出されている製品が対象です。
Western Digital SN850 500GB PCIe Gen4 NVMe
ウエスタンデジタル:読出性能:7000MB/s、書込 4,100MB/秒 ※片面実装タイプ
ヒートシンク搭載モデルは「Western Digital SN850 500GB PCIe Gen4 NVMe ヒートシンク SSD WDS500G1XHE-EC」になります。ヒートシンク込みサイズは(長さ80mm+0.2mm、幅22mm、高さ8.8mm)とギリギリ入る。
ほかのヒートシンク搭載モデル「GIGABYTE M.2 SSD AORUS Gen 4 7000sシリーズ 1TB GP-AG70S1TB HD3015 」PS5動作確認あり。読込最大 7000 MB/s、書込最大 5500 MB/s。
初心者でも取り付けできる:ヒートシンク付「PS5対応 拡張SSD 1TB Nextorage(楽天リンク)」もあります。
低価格帯メーカー:着脱可能なヒートシンク搭載モデルに「ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 1TB(PS5動作確認済)」などもあります。PS5動作確認あり。読込最大7400 MB/s、書込最大5500MB/s。
▼他製品はヒートシンクなしが多め。
- CFD販売 PG4VNZシリーズ 1TB M.2 2280 (NVMe) SSD CFD CSSD-M2M1TPG4VNZ
1TB時:読込性能:7000MB/s、書込 5,500MB/秒(2TBだとさらに高速:書込最大:6,850 MB/秒に上昇します)※1TBは片面実装タイプ(シールは裏面)。2TBは両面実装タイプ
※実際にPS5に1TBを装着してみたところ読込速度6542MBと表示が出ました。内蔵SSDと比較して、ロード時間差はあまりないようです。速い! - Seagate FireCuda 530 M.2 500GB PCIe Gen4x4 5年保証 正規代理店 ZP500GM3A013
シーゲイト 読出性能:7000MB/s ※500GB/1TBは片面実装、2TB/4TBは両面実装タイプ - Samsung 980 PRO 1TB PCIe Gen 4.0 x4NVMe M.2 (2280) SSD MZ-V8P1T0B/EC
サムスン 読出性能:7000MB/s、書込 5,000MB/秒(2TB バージョンもあります。書込性能が少しだけアップ。MZ-V8P2T0B/EC) ※片面実装タイプ - Nextorage NEM-Hシリーズ 1000GB 内蔵SSD M.2 2280 PCIe Gen 4.0 x 4 NVMe 1.4 NEM-HA1TB/E J
ソニー傘下のブランドです。 読出性能 7,000MB/秒、書込 5,500MB/秒
※1TBは片面実装、2TBは両面実装タイプ
以下推奨性能は下回るけど、海外で動作報告のあるもの
いずれもヒートシンクなし
- Sabrent 500GB ロケット Nvme PCIe 4.0 M.2 2280 (SB-ROCKET-NVMe4-500)
米国メーカー:読出性能:5000 MB /秒 - Seagate FireCuda 520 M.2 【データ復旧3年付】 2TB PCIe Gen4x4 内蔵SSD M.2 2280 3D TLC 正規代理店品 5年保証 ZP2000GM3A002
シーゲイト 読取性能:5,000MB/s、書込み 4,400MB/s
6. ヒートシンクも紹介!併せて使う必要あり
ヒートシンクは実装チップ面を冷やす役割があります。
ヒートシンク非搭載のものを選んだ場合、別途自分でヒートシンクを用意する必要があります。
- 購入した「m.2SSD」が片面実装タイプなら片面ヒートシンクを用意。
- 両面実装タイプなら両面ヒートシンクが必要になります。上記画像は片面ヒートシンク用です。両面ヒートシンクを付ける場合、熱伝導シート1つ「SSD基盤」の底に追加になります。
ヒートシンクの高さは、熱伝導シート込みで8mm内に収める必要があります。
熱伝導シートを挟み込んで使うため、それも考慮してヒートシンクの高さを最大8mm以下に抑える必要があります。下部を含めて全体の高さは11.25mmまで。幅はヒートシンク込みで25mmまで。(モジュールは22mm固定です。)
サイズ的に収まるのは
▼片面用ヒートシンクの定番品!
- 長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02
幅プレート22mm(サイド込み23.5mm)、高さ4.8mm、長さ75mm - 長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンク SS-M2S-HS01
幅プレート23mm、高さ6mm(プレート板厚1.5mm+パッド0.5mm)、長さ75mm
以下、PS5での実装稼働報告あり
- M.2ヒートシンク合金アルミニウムNGFF冷却2280 M.2 SSD用(銀色)
※SSD切り欠きが、右下になるように設置する必要あり。 - M.2 2280mm SSD両面ヒートシンク、PS5用サーマルシリコンパッド付きNVMe SSD (黒)
- EZDIY-FAB M.2 2280 SSD両面ヒートシンク、PCIE NVME M.2 SSDクーラー銀
かならず、最初についていたPS5のフタは締めて使用してください。M.2 2280mm SSD両面ヒートシンク、PC / PS5用サーマルシリコンパッド付きM.2 PCIE NVMe SSD (黒)
PS4PROの高速化に最適SSDはこちら、コスパならPR:【Crucial CT1000MX500 1000GB】【SanDisk SSD UltraII 960GB】最速なら【SanDisk SSD Ultra 3D】がオススメ!詳しくはこちら(紹介記事へ)